義理も人情もあったもんじゃ無い
m=40 d=20 b=0 w=0
世間では何かと「チョコレート」の話題で持ち切りだ。
(フンだ=3チョコなんて=3)
と思う人も少なく無かろう。おいらもその口だ。
何が「義理だ」と思う。
何が「本命だ」とも思う。
でも欲し…いえっ!
もうそんなのは卒業なのです!(←見栄っ張り)
そして『義理チョコ』と聞くと直ぐに昔のある事を思い出す…
放課後。
友達同士、再度小学校へ集まり遊ぶ相談をしていた時の事。
クラスのある子が、得意気にやって来て
何も包装されていないチョコの箱を見せびらかす。
むき出しの「アポロチョコ」1個。
貰った相手は、クラスや学年の中でも可愛い子。
友人達は
「どうせ『義理』だろ?」
「日頃の情けだろ?」
「何かの間違いだろ?」
と相手にもしない。
「違うもん!違うもん!」
と言い張り、皆の目の前にチョコをかざし自慢を繰り返す…
この日、悲しいかな誰もチョコを貰っておらず。
次第に妬み嫉みが湧いて来て、嫉妬の炎がメラメラ燃え出した。
「1個頂きぃっ!」
「オレも1個頂きぃっ!!」
皆で1つずつ奪って行き、瞬く間にチョコは無くなって行く。
本人は
「あぁオレのオレの…」
と自分の手の平から次々と無くなって行く様を見つめ
オロオロしている。(←この時手は広げられたまま)
そして1つ残らず食べ尽くされた箱を悲しそうに見て、
「あ〜ぁ、あ〜ぁもう無くなっちゃった…。。。」
と校庭の高鉄棒の下、つぶやきが空しく響く…
結局、自慢したお陰で1つも食べられなかったのだ。
…そんな悲しむ本人をよそに、皆晴々とした表情で遊び出した。
子どもって残酷ね。



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